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高価なトリートメントの前に!秋を迎える前に絶対やるべき「髪と頭皮のデトックス vol.12
こんにちは、ヘアリズムです。
前回は、夏に海やプールへ行っていなくても「紫外線」と「室内のエアコン」で髪がミイラ化している…というお話をしました。
「じゃあ秋に向けて、良いトリートメントを塗り込んでしっかり保湿しなきゃ!」
……と、思われた方。ちょっと待ってください!
実は、今の髪と頭皮のままでどれだけ高いトリートメントやオイルを塗っても、効果は半減してしまいます。なぜなら、夏を越えた髪と頭皮には、目に見えない「ゴミ(残留物)」がびっしり張り付いているからです。
今回は、秋の本格ケアに入る前に絶対にやっておきたい「引き算の知恵=デトックス」についてお話しします。
🚨 部屋を掃除せずに、新しい家具は置けない!
想像してみてください。ゴミやホコリで散らかったお部屋に、どんなに高級でお洒落な家具を置いても綺麗に見えませんよね。髪と頭皮も全く同じです。
夏を過ぎた髪と頭皮には、次の2つの「頑固な汚れ」が溜まっています。
1. 髪の毛:重なったオイルや市販品による「カチカチの皮膜」
夏場、パサつきや汗を抑えようとして重ためのオイルやスタイリング剤をたくさんつけませんでしたか?
シャンプーで落としきれなかった油分やシリコンが紫外線で酸化し、髪の表面に固いバリア(皮膜)として残っています。この上から良い栄養(トリートメント)を塗っても、バリアに弾かれて内部まで浸透しません。
2. 頭皮:汗と皮脂が紫外線で化けた「ドロドロの酸化脂質」
夏にかいた大量の汗と皮脂が強い紫外線を浴びると、脂が腐った状態(酸化脂質)に変化します。
これが毛穴にこびりつくと、秋口に「抜け毛が増える」「なんだか頭皮が匂う・かゆい」「次に生えてくる髪が細くなる」といったトラブルを引き起こします。
💡 30年目のプロが教える「秋のリセット術」
必要なのは、「一度すっぴんに戻すこと」です。
① まずは髪を「すっぴん(素髪)」に戻す
例えばサロンでの炭酸クレンジングやデトックスメニューで、髪表面にへばりついた不要な皮膜を一度キレイに剥ぎ取ります。
髪が素髪に戻ると、驚くほど軽くなり、その後に重ねるトリートメントの吸収率が段違いに上がります。
② 毛穴の「固まった脂」をクレンジングする
普段のシャンプーでは落ちない毛穴の奥の酸化脂質を、頭皮用のクレンジングやヘッドスパで取り除きます。毛穴が呼吸を始めると、これから生えてくる髪に栄養が行き渡り、秋の抜け毛予防にも直結します。
ひとことメッセージ
秋は、髪の「栄養補給」に一番適した素晴らしい季節です。
だからこそ、その効果を100%受け取れるように、まずは夏の間頑張ってくれた髪と頭皮を「一度リセット(デトックス)」してあげましょう。
「私の髪、いま皮膜で重くなってるかも…」
「頭皮のデトックスって具体的にどうやるの?」
そう思われた方は、ぜひお店で気軽に聞いてくださいね。あなたの髪と頭皮がスッキリ『すっぴん』になって、秋のケアを最高の状態で迎えられるようお手伝いさせていただきます!
HAIR Reism菊名
『夏の終わり、髪がバサバサになる理由は“コレ”』プール・海だけじゃない、日焼けとエアコンの隠れた恐怖。 vol.11
こんにちは、ヘアリズムです。
毎年9月や10月の秋口になると、お客様からこんなお声を本当にたくさんいただきます。
「最近、急に髪がパサつき始めた…」
「指通りが最悪で、なんだか髪が赤っぽく傷んで見える…」
でも、そうおっしゃる方の9割は「夏に海もプールも行ってないのに、なんで?」と首をかしげられるんですよね。
実は、海やプールに行っていなくても、夏の間の「日常の過ごし方」の中に、髪をバサバサにしてしまう2つの大きな「隠れた犯人」が潜んでいます。
今回は、30年目のプロの視点から、夏の終わりのパサつきの正体と、今すぐおうちでできる「先回りレスキュー術」をお伝えします。
🚨 髪をミイラ化させる2つの「隠れた犯人」
犯人①:髪のUVケアをしていない「太陽(紫外線)」の直接攻撃
お肌には毎日丁寧に日焼け止めを塗るのに、体の一番高い位置にあって太陽に近い「髪と頭皮」は丸裸…という方がとても多いです。
紫外線は、髪の表面にあるキューティクルを直接破壊します。さらに恐ろしいのは、髪の内部にあるタンパク質やメラニン色素まで分解してしまうこと。
「夏を過ぎると、なんだか髪が赤っぽく(黄色っぽく)退色してパサついて見える…」というのは、まさに紫外線によって髪の内部が壊されてしまったサインです。
犯人②:自覚のない「室内エアコン」によるカラカラ乾燥
実は、外の太陽以上に髪の水分を奪っているのが「室内のエアコン」です。
夏場は汗をかくため、自分の髪や頭皮が「湿気で潤っている」と錯覚しがちです。しかし、冷房の効いた室内は驚くほど湿度が低い空間。汗(水分)がエアコンの風で蒸発するときに、髪内部の本来必要な水分まで一緒に奪い去ってしまいます。
「汗+エアコン(乾燥)+紫外線」のトリプルパンチで、真夏の髪は私たちが気づかないうちに「カラカラのミイラ状態」に晒されているのです。
💡 30年目のプロが教える「今すぐできる夏越えレスキュー」
大げさで高価な特別ケアを買う必要はありません。今夜からおうちでできる【3つの基本習慣】を意識するだけで、秋の髪の運命は劇的に変わります。
1. 外出時の「髪用UVスプレー」や「帽子」を習慣に
お肌と同じように、髪も太陽から守ってあげてください。お出かけ前に髪用のUVスプレーをサッと振るか、日傘・帽子を活用するだけで、秋口の退色とパサつきを大幅に防げます。
2. エアコンの風に直接当たらない&夜のオイル・ミルクで「蓋」をする
エアコンの風が直撃する場所は避けましょう。そして夜のお手入れでは、前編・後編でお伝えした「ミルク(水分・油分補給)」や「オイル(バリア)」で、エアコンの乾燥から髪を守る「蓋」をしっかりしてあげることが大切です。
3. シャンプー後の「すぐ乾かす」を夏こそサボらない!
暑いからといって、髪が濡れたままエアコンの部屋で自然乾燥させるのは絶対にNGです!濡れた髪にエアコンの風が当たると、内部の水分が一気に飛び、一晩で超・乾燥毛になってしまいます。夏こそ、お風呂上がりは「速攻でドライヤー」が鉄則です。
ひとことメッセージ
髪のダメージというのは、受けてすぐではなく「1〜2ヶ月遅れて」表面化してきます。
秋になってから「バサバサになっちゃった…」と泣く前に、ぜひ今日からの小さな習慣で「先回りケア」をしてあげてくださいね。
「私の今の髪、どれくらい乾燥してるかな?」
「具体的にどんな保湿をしてあげたらいい?」
そう気になった方は、いつでもヘアリズムで私たちに声をかけてください。あなたの髪が秋も冬もずっとツヤツヤでいられるよう、プロとしての純粋な最適解をアドバイスさせていただきます!
(※次回予告:次回は、この「夏のダメージ」を秋に持ち越さないための具体的な髪と頭皮のデトックスについてお話しします!お楽しみに✨)
【後編】お出かけ前、髪のフィニッシングどうする❓ 洗面台のスタイリング剤「正しい教科書」(スタイリング剤) vol.10
お待たせいたしました後編です。
前編の「お風呂上がりのヘアケア剤編はご覧いただけましたでしょうか?(まだの方はぜひ前編からお読みください)
今回はその続き、朝のお出かけ前に使う【スタイリング剤(仕上げ・フィニッシング)】の教科書をお届けします。
「せっかく朝セットしたのに、夕方にはペタンコになる…」
「今っぽいツヤ感を出したいけれど、私が使うとただのベタつく人に見える…」
そんなお悩みは、スタイリング剤それぞれの「本来の役割」と「髪質への相性」を知るだけで、一瞬で解決します。
今回も30年目のプロの視点から、メリット・デメリット、正しいタイミングを本音で整理しました。
☀️ 朝のお出かけ前「スタイリング剤」5つの引き出し
スタイリング剤選びで最も大切なのは、「形をキープしたいのか」「質感(ツヤ・束感)を作りたいのか」という目的の整理です。
① ムース/フォーム
特徴: 水分をたっぷり含んだ泡で出てくるスタイリング剤です。
オススメのヘアスタイル・髪質: パーマスタイル、くせ毛を活かしたウェーブスタイル。
メリット: パサつきがちなパーマヘアに、クシュクシュッと揉み込むだけで、失われた水分を補給しながら綺麗なウェーブを瞬時に戻してくれます。
デメリット: ストレートヘアに動きを出したり、カチッとした束感を作ったりする用途には向いていません。
使い方(タイミング): 朝、髪を軽く霧吹きなどで濡らした(半乾き)状態、または乾いた髪のウェーブを出したい部分に、ピンポン玉1〜2個分を揉み込むようにして馴染ませます。その後は自然乾燥、または弱風のドライヤーで形を整えます。
② バーム(シアバターなどの天然固形油)
特徴: 主に天然由来の脂(オイル)が固形になったもので、手の熱で溶かしてオイル状にして使います。
オススメのヘアスタイル・髪質: ミディアム〜ロング、ボブスタイル。今っぽいヘルシーな「濡れツヤ感」や「まとまり」が欲しい方。
メリット: パサつきをしっかり抑え、柔らかでお洒落な束感を作れます。天然成分主体のため、そのままハンドクリームやリップクリームとして肌に使えるほど低刺激なのも魅力です。
デメリット: 「形をキープする力」はほぼゼロです。また、細毛・軟毛の方が多くつけすぎると、夕方には「髪を洗っていない人」のようにベタつき、ボリュームが潰れてしまいます。
使い方(タイミング): アイロンやコテでのセットが「完全に終わった後」の仕上げに使います。爪の先で少量(あずき大程度)を削り取り、手のひらで完全に透明なオイル状になるまで体温で溶かしてから、毛先〜中間へと手ぐしを通すように馴染ませます。
③ ワックス
特徴: 髪に動き、立ち上がり、立体的な束感を出す、最も王道のスタイリング剤です。
オススメのヘアスタイル・髪質: ショート〜ミディアムヘア、立体的な軽さと動きを出したい方。
メリット: ペタんとしやすい根元を立ち上げたり、毛先にランダムな動きをつけたりと、自由自在にシルエットをコントロールできます。
デメリット: つけすぎると油分の重みで時間が経つとへたってしまいます。また、市販のワックスの多くは合成樹脂や油分が強固で、一度のシャンプーではすっきりと落ちにくいという欠点があります。
使い方(タイミング): 髪を乾かしてベースの形を作った後、またはアイロン後の仕上げ。手のひら全体と指の間に薄くよく伸ばし、髪の「後ろ→サイド→トップ→前髪(余った微量で)」の順に、下から空気を入れるように揉み込みながら整えます。
④ ジェル/グリース
特徴: 水溶性の樹脂で、髪をウェット(濡れた質感)に保ちながら、ガチッと固めてキープします。
オススメのヘアスタイル・髪質: メンズスタイル、ベリーショート、タイト(面をピシッと)にまとめたい時。
メリット: 一日中絶対にスタイルを崩さない圧倒的なキープ力と、知的なツヤが出ます。水溶性のため、お湯で驚くほどサッと洗い流せます(髪に残留しません)。
デメリット: 一度固まると手ぐしが一切通らなくなります。ふんわりとした柔らかい女性らしいスタイルには不向きです。
使い方(タイミング): セットの最終段階で使います。手のひらに伸ばし、固まる前に手早く全体の形を整えます。少し髪が湿った状態(ハーフドライ)でつけると、より伸びが良く、綺麗なウェット感が作れます。
⑤ スプレー
特徴: 細かいミスト状の樹脂を吹き付け、作った空気感や形をそのまま空気中でロックします。
オススメのヘアスタイル・髪質: 前髪のキープ、ふんわりしたボリュームを一日中持続させたいすべての方。
メリット: 手を一切汚さずに、根元の立ち上がりや、巻いたコテの束感を「柔らかいまま」または「カチッと」キープできます。
デメリット: 髪の近くから地肌に向けてかけすぎると、白い粉(フケのように見えるもの)を吹いたり、頭皮の毛穴を詰まらせて頭皮環境を悪化させる原因になります。
使い方(タイミング): スタイリングの「一番最後(最終工程)」に使います。必ず髪から20〜30cmほどしっかり離し、円を描くように全体へふんわりと均一に吹き付けます。
⚠️ スタイリング剤の「市販品」に潜むプロの懸念
ドラッグストアなどで手軽に買える市販のスタイリング剤はとても便利ですが、プロとしては一つ大きな注意点があります。
それは「シャンプーでの落ちやすさ(クレンジング性)」です。
市販のハードワックスやスプレー、安価なバームなどは、お風呂での1回のシャンプーでは頭皮や髪の表面から綺麗に落ちきらず、目に見えない強固な皮膜(油分や樹脂)として髪に蓄積していくことが多々あります。
これが残留すると、髪がどんどんゴワつき、サロンでのデリケートなカラーやパーマの薬剤浸透を著しく邪魔してしまいます。
「ちゃんとシャンプーしているのに、なんだか最近髪が重くてベタつく…」という方は、市販のスタイリング剤の残留が原因かもしれません。
サロン専売のプロダクトは、一日中しっかりキープする力を持ちながらも、「お湯と優しいシャンプーでスッキリと洗い流せること」を大前提に最優先で作られています。髪に余計なものを残さない「引き算の美学」が、ここにも息づいています。
ひとことメッセージ
前後編にわたって、洗面台に並ぶヘアケア剤・スタイリング剤の「正しい教科書」をお届けしました。
どれが優れている、劣っているということではありません。スキンケアと同じように、今の髪の状態と、朝なりたいスタイルに合わせて「適切な引き出しを開けてあげること」が何より大切です。
「私のこの長さと髪質なら、どの組み合わせが一番ラクに綺麗になれる?」
そう思ったら、市販品の棚の前で悩む前に、ぜひサロンで私たちに聞いてください。
商品を買う・買わないに関わらず、あなたの朝のフィニッシングが毎日一瞬で決まるような、あなた専用の「スタメンの組み合わせ」を、プロとして喜んでご提案させていただきます!
(※なお、前編同様に、特定の市販品(個別商品)についての良し悪しの評価はいたしかねますので、あらかじめご了承ください🙇♂️)
お出かけ前の髪がバシッと決まると、その日一日がとてもハッピーになりますよね。
皆様の毎日の「鏡の前」が、もっと楽しく、もっとラクな時間になりますように!
【前編】もう迷わない! 私の髪には何が正解? 自宅で使う正しいトリートメント3選(ヘアケア編) Vol,10
こんにちは、ヘアリズムです。
Vol,5でも少し書きましたが、さらに深掘りしてお伝えしたいと思います。皆様の普段に直結した内容なので前編・後編の2部構成ですが、ぜひ最後までご覧ください。
ネットの広告やSNSを見ていると、毎日のように新しいヘアオイルやアウトバストリートメントが登場しますよね。 「髪質改善」 「ツヤ髪キープ」 といった魅力的な言葉に惹かれて買ってみたものの、いまいち効果が分からず洗面台の奥に眠っている……なんてことはありませんか?
「種類が多すぎて、自分に何が合うのか本当にわからない!」
そんな皆様のために、今回はお風呂上がりに使う「ヘアケア剤(洗い流さないトリートメント)」の本当の役割、メリット・デメリット、そして正しい使うタイミングを整理しました。
ドラッグストアなどで市販品を「なんとなく」選んで髪を迷子にしてしまう前に、まずはこの基本の引き出しを開けてみてください。
🛁 お風呂上がりの「ヘアケア剤」3つの引き出し
髪を乾かす前につけるケア剤は、スキンケアと同じで「水分の多い順」に考えると失敗しません。
① ミスト(髪の化粧水)
特徴: 成分の大半が水分で、髪の内部(芯)に一番浸透しやすい剤形です。
オススメの髪質: 軟毛、細毛、ベタつくのが苦手な方、サラサラ軽い仕上がりが好きな方。
メリット: 髪に負担をかけず、内部にピュアな水分を補給してサラリと仕上げてくれます。
デメリット: これ単体では、頑固な広がりを抑えたり、表面に強いツヤを出したりする力は弱いです。
使い方(タイミング): お風呂上がり、タオルドライをした直後の「一番最初の髪」全体にシュッシュと吹き付け、手ぐしで馴染ませます。この後にオイルやミルクを重ねる「ブースター(導入液)」としても優秀です。
② エマルジョン/ミルク(髪の乳液)
特徴: 水分と油分がバランスよく混ざり合った、一番「髪を柔らかくする(柔軟効果)」のが得意な剤形です。
オススメの髪質: 硬毛、乾燥毛、ゴワつきやパサつきで髪が広がってしまう方。
メリット: ダメージや乾燥で硬くなった髪の内部までしっとり潤い、扱いやすいしなやかさになります。
デメリット: つけすぎたり、細毛の方が使うと、全体のボリュームを失ってペタんとしやすくなります。
使い方(タイミング): タオルドライ後(ミストを使う場合はミストの後)、手のひらに伸ばして、特に乾燥しやすい「毛先中心」によく揉み込んでからドライヤーで乾かします。.
③ オイル(髪の保護クリーム・バリア)
特徴: 髪の表面に極薄の油膜を張り、ドライヤーの熱や外部の乾燥から髪を守る「バリア」の役割です。
オススメの髪質: すべての髪質(※ただし、髪質に合わせた「量」と「質」の見極めが絶対条件です)。
メリット: 表面をコーティングするため、圧倒的なツヤとなめらかな手触り(指通り)が出ます。
デメリット: あくまで表面の保護なので、これ単体では髪の「内部の水分補給」はできません。 また、市販のオイルの多くはシリコンが過剰に配合されており、使い続けると髪に残留しカラーやパーマのお薬をはじいてしまう大きなリスクがあります。
使い方(タイミング):実はオイルには、つけるタイミングが2パターンあります。
1回目(守る): ドライヤーで髪を乾かす「直前」です。
手のひらに薄く広げて毛先中心に馴染ませてから乾かすことで、熱のダメージから髪を守ります。(ミストやミルクを併用する場合は、必ず「一番最後」に重ねてください)
※ミストやミルクに比べ油分が多いので乾かす時間がかかります。 乾かす前にトリートメント剤をつけたために乾かしがあまくなる!では本末転倒です。髪にも頭皮にも害です。
2回目(整える): 完全に乾かし終えた「仕上げ」のタイミング。または朝のお出かけ前です。ごく少量をもう一度毛先につけることで、日中の乾燥や紫外線から髪をガードし、極上のツヤをキープできます。
※オイルは特に髪の根本、地肌につけないようにしてください。
【重要】ドラッグストアなどの市販オイルに潜むリスク:
やむを得ず市販のオイルを選ばれる方もいらっしゃいますが、市販品の多くは「手触りを良くするためだけ」にシリコンなどのコーティング剤が過剰に配合されているケースが多々あります。
これを使い続けると、髪の表面にシリコンが硬く残留し、サロンでのカラーの染まりが悪くなったり、パーマの優しいお薬を弾いて仕上がりにムラが出る原因になります。
市販オイルの常用は、プロとしてはあまりお勧めできません。
🚰 プロの引き算の知恵:「寝ぐせ直しミスト」って本当に必要?
朝の寝癖直し用に市販されているミストですが、実はヘアリズムでは必要ない(むしろ使わない方がいい)と考えています。
なぜなら、寝癖というのは「髪の根元の水分が乾くときに、折れ曲がった形でカチッと固まってしまったもの」だからです。
わざわざ余計な成分や香料が入った市販のミストを髪の表面や毛先にシュッシュと吹き付けても、根元の折れは直りません。
一番キレイで髪に優しい直し方は、「普通の水道水(またはお湯)で、折れている根元(地肌)をしっかり濡らし、地肌をこするようにドライヤーで乾かすこと」です。
これだけで、髪に余計な残留物を残さず、一番キレイに早く直ります。
お財布にも髪にも優しいので、ぜひ明日から「お水」or「お湯」でリセットしてみてくださいね。
ひとことメッセージ
ヘアケア剤は、どれが一番優れているということはありません。
「今のあなたの髪のどこ(内部なのか、表面なのか)に、何が足りないか」を知り、正しい役割の引き出しを開けてあげること。
それが美髪への一番の近道です。
ドラッグストアの棚に並ぶ魅力的なキャッチコピーや値段だけで選んでしまうと、結果的に髪を痛めてしまう回り道になることもあります。
「私の髪には、具体的にどれをどう組み合わせるのが正解?」
そう迷ったら、ぜひお店で私たちに聞いてください。
商品を買う・買わないに関わらず、あなたのおうちの洗面台が「本当に必要な一軍のスタメンだけ」になるよう、プロとしての純粋な最適解をいつでもアドバイスさせていただきます!
※但し市販品の具体的な(個別の)商品に対しての評価はいたしませんのであしからず。
次回、【お出かけ前髪のフィニッシングどうする❓】 少しお時間ください! 頑張って書きます!
(後編:スタイリング剤編へ続く)
なぜ白髪はこんなにすぐ目立つ?家でのケアと、30年目の美容師がずっと言い出せずにいた「葛藤」 vol.9
こんにちは、ヘアリズムです。
いつもお店を信頼し、定期的なヘアカラーと丁寧なヘアケアで美髪を保ってくださっている皆様、本当にありがとうございます。
今日は、美容師歴30年のプロとして、普段のサロンワークの中では「お説教のようになってしまうのが嫌で、あえて言葉にしてこなかった裏話」をさせてください。
少しセンシティブな内容ですが、皆様の大切な髪の未来に、どこまでも誠実に向き合いたいからこそ、本音で書きます。
🚨 3週間目以降のエマージェンシー。
「家で染める」方の本当の理由、、。
「次の美容室までまだ1ヶ月もあるのに、生え際1センチの白い線がもう気になって鏡を見るのが辛い……」
そんな時、最近よくある市販のカラーシャンプーやカラートリートメントに手が伸びてしまうこと、ありますよね。
これまでは私たちプロも「家でセルフケアをされると、髪のベース(土台)が崩れてパーマやカラーの仕上がりにムラが出るので、控えてくださいね」とお伝えしてきました。
カラートリートメントの「トリートメント」という優しい名前に惹かれてしまいますが、実は髪の表面をガチガチに覆う強固なコーティング剤に近く、サロンの優しいお薬を弾いてパーマがかかりにくくなったりする原因になります。
私たちはプロですから、裏で薬剤を調整して何食わぬ顔でいつも通りに仕上げてきましたが、本当はあなたの大切な髪にそんな無理な負荷をかけたくないのが本音です。
でも、ある時ハッと気づいたのです。
お客様は「いつも綺麗でいたい」という高い美意識があるからこそ、切実なエマージェンシー(緊急事態)への防衛策として、やらざるを得ないんだ、と。
実は、そうさせてしまっている原因の一端は、私たち美容師の「提案」にあったかもしれません。
👥 「しっかり染めるツヤ」と「伸びたときの目立ちやすさ」という矛盾
これまでの白髪染めは、白髪を「しっかり確実に隠し、深みとツヤを出すこと」が王道でした。
その瞬間の仕上がりは完璧で、若々しく、私たちも自信を持ってご提供できていると自負しております。
しかし、しっかり深く染めるからこそ、新しく伸びてきた地毛の白髪との「段差(色のズレ)」がクッキリと目立ってしまうという大きなデメリット(闇)の存在があったかもしれません。
その結果、3週間目から我慢の限界がきて、家でのホームケアを頼らざるを得なくなる、、、。
という悪循環が生まれていました。
もう、一人で悩んでなんとなくで試して、髪を迷子にする必要はありません。
これからは、あなたのライフスタイルや「白髪との付き合い方のスタンス」に合わせて、お店で一緒に本当の正解を選んでいきましょう。
✨ 髪の毛に純粋に向き合うための、これからの「3つの選択肢」
1. 【王道のケア】しっかり染めて、ツヤと深みを楽しむ
白髪を確実にカバーし、豊かなツヤ髪を維持するスタイルです。
「サロンカラーの周期が2ヶ月以内の方」に最適な選択肢です。
その代わり、3週間目以降の「根元の目立ち」をリセットするために、お店に来るまでの間は「アリミノのポイントコンシーラー」のような、シャンプーでサッと落ちる、髪のベースを1ミリも壊さない1日限りのエマージェンシー(緊急事態)ツールを味方にしてください。
これが一番、髪にもお財布にも優しい裏技です。
2. 【引き算のケア】あえて透けさせて、伸びたときをラクにする
SNS等で流行りの過度なハイライトではなく、ファッションカラーのようなアプローチで白髪を「優しく透けさせるように」馴染ませる方法です。
根元が伸びてきたときの境界線が劇的にボケるため、「サロンカラーの周期が2ヶ月以上空いてしまう方」にはとてもおすすめです。
※世間でよく見る「白髪ぼかしハイライト」は、ブリーチで部分的にメッシュを入れるため、髪の場所によって強いダメージのムラ(高ダメージの箇所)ができてしまいます。
そうなると縮毛矯正やパーマの施術にかなり悪影響が出てしまうのですが、当店が提案する「ファッションカラーで黒髪を全体的にトーンアップさせる方法」であれば、通常のカラー相応のダメージはあっても、そのような局所的なダメージムラが起きる心配はありません。
3. 【頭皮を労わるケア】ヘアマニキュアやヘナという選択肢
「髪の毛に優しいから」という理由で選ばれがちですが、ここにもプロとしての正確なメリット・デメリットがあります。
ヘアマニキュア: 「髪を傷めない」という意味では半分正解です。
パーマなどをされない方にはその通りですが、デメリットとして髪を明るくする「ライトニング効果(脱色作用)」がありません。
そのため、白髪の少ない方だと全体がただの黒髪に見える場合があります。
また、地肌につけられないため、根本の白髪は他のカラーより早く目立ちやすいという特徴もあります。
ただし、白髪の分量が多く、お肌が弱い方には非常にオススメです。
ヘナ・香草カラー(草木染め系)
ダメージもなく肌にも優しいですが、天然モノであっても植物アレルギー反応の「ゼロリスク」ではありません。
こちらもライトニング効果がないため、白髪がかなり多い方以外は、全体的に暗く(黒く)見えがちになるという面を持っています。
カラーシャンプー・カラートリートメント:
「根元の白髪を染める」目的で地肌にベッタリ塗ってしまうと、サロンのお薬を弾く原因になりますが、「髪の中間〜毛先が退色して、黄色っぽくなってきた部分に薄く色味を補充する」という使い方であれば、非常に相性が良く効果的です。根元はコンシーラー、毛先の黄色っぽさにはカラーシャンプー、という風に役割を分けるのが美髪を守るコツです。
ひとことメッセージ
「私は素人だから何もわからない」なんて思わなくて大丈夫です。
わからないからこそ、ネット情報やキャッチセールスに騙されてしまう前に、私たちプロを頼ってください。
髪に向き合うことと、商売に向き合うこと。その間で悩んだからこそ、ヘアリズムはこれからも綺麗事抜きで、あなたの髪の10年後の健やかさに全力で寄り添います。
「最近、すぐ白髪が目立ってストレスになる……」
「私の今の染め方、周期に対してベストなのかな?」
そう思ったら、ぜひ次回の施術の際に、いつでもお気軽に胸の内を教えてくださいね。あなたに一番優しい解決策を、一緒に見つけていきましょう!
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