ブログ

2026-07-09 23:28:00

【前編】もう迷わない! 私の髪には何が正解? 自宅で使う正しいトリートメント3選(ヘアケア編)   Vol,10

こんにちは、ヘアリズムです。

Vol,5でも少し書きましたが、さらに深掘りしてお伝えしたいと思います。皆様の普段に直結した内容なので前編・後編の2部構成ですが、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

ネットの広告やSNSを見ていると、毎日のように新しいヘアオイルやアウトバストリートメントが登場しますよね。 「髪質改善」 「ツヤ髪キープ」 といった魅力的な言葉に惹かれて買ってみたものの、いまいち効果が分からず洗面台の奥に眠っている……なんてことはありませんか?

 

「種類が多すぎて、自分に何が合うのか本当にわからない!」

 

そんな皆様のために、今回はお風呂上がりに使う「ヘアケア剤(洗い流さないトリートメント)の本当の役割メリットデメリット、そして正しい使うタイミングを整理しました。

 

ドラッグストアなどで市販品を「なんとなく」選んで髪を迷子にしてしまう前に、まずはこの基本の引き出しを開けてみてください。

 

🛁 お風呂上がりの「ヘアケア剤」3つの引き出し

 

髪を乾かす前につけるケア剤は、スキンケアと同じで「水分の多い順」に考えると失敗しません。

 

 

 

ミスト(髪の化粧水)

 

 特徴 成分の大半が水分で、髪の内部(芯)に一番浸透しやすい剤形です。

 

 オススメの髪質 軟毛、細毛、ベタつくのが苦手な方、サラサラ軽い仕上がりが好きな方。

 

 メリット 髪に負担をかけず、内部にピュアな水分を補給してサラリと仕上げてくれます。

 

 デメリット これ単体では、頑固な広がりを抑えたり、表面に強いツヤを出したりする力は弱いです。

 

 使い方(タイミング) お風呂上がり、タオルドライをした直後の「一番最初の髪」全体にシュッシュと吹き付け、手ぐしで馴染ませます。この後にオイルやミルクを重ねる「ブースター(導入液)」としても優秀です。

 

 

 

エマルジョン/ミルク(髪の乳液)

 

 特徴 水分と油分がバランスよく混ざり合った、一番「髪を柔らかくする(柔軟効果)」のが得意な剤形です。

 

 オススメの髪質 硬毛、乾燥毛、ゴワつきやパサつきで髪が広がってしまう方。

 

 メリット ダメージや乾燥で硬くなった髪の内部までしっとり潤い、扱いやすいしなやかさになります。

 

 デメリット つけすぎたり、細毛の方が使うと、全体のボリュームを失ってペタんとしやすくなります。

 

 使い方(タイミング) タオルドライ後(ミストを使う場合はミストの後)、手のひらに伸ばして、特に乾燥しやすい「毛先中心」によく揉み込んでからドライヤーで乾かします。.

 

 

 

③ オイル(髪の保護クリーム・バリア)

 

 特徴 髪の表面に極薄の油膜を張り、ドライヤーの熱や外部の乾燥から髪を守る「バリア」の役割です。

 

 オススメの髪質 すべての髪質(※ただし、髪質に合わせた「量」と「質」の見極めが絶対条件です)。

 

 メリット 表面をコーティングするため、圧倒的なツヤとなめらかな手触り(指通り)が出ます。

 

 デメリット: あくまで表面の保護なので、これ単体では髪の「内部の水分補給」はできません。 また、市販のオイルの多くはシリコンが過剰に配合されており、使い続けると髪に残留しカラーやパーマのお薬をはじいてしまう大きなリスクがあります。

 

使い方(タイミング):実はオイルには、つけるタイミングが2パターンあります。

 

 1回目(守る): ドライヤーで髪を乾かす「直前」です。手のひらに薄く広げて毛先中心に馴染ませてから乾かすことで、熱のダメージから髪を守ります。(ミストやミルクを併用する場合は、必ず「一番最後」に重ねてください)

 ミストやミルクに比べ油分が多いので乾かす時間がかかります。 乾かす前にトリートメント剤をつけたために乾かしがあまくなる!では本末転倒です。髪にも頭皮にも害です。

 

 

 2回目(整える): 完全に乾かし終えた「仕上げ」のタイミング。または朝のお出かけ前です。ごく少量をもう一度毛先につけることで、日中の乾燥や紫外線から髪をガードし、極上のツヤをキープできます。

 ※オイルは特に髪の根本、地肌につけないようにしてください。

 

 

【重要】ドラッグストアなどの市販オイルに潜むリスク:

 

 やむを得ず市販のオイルを選ばれる方もいらっしゃいますが、市販品の多くは「手触りを良くするためだけ」にシリコンなどのコーティング剤が過剰に配合されているケースが多々あります。

 

これを使い続けると、髪の表面にシリコンが硬く残留し、サロンでのカラーの染まりが悪くなったり、パーマの優しいお薬を弾いて仕上がりにムラが出る原因になります。

 

市販オイルの常用は、プロとしてはあまりお勧めできません。

 

 使い方(タイミング): ドライヤーで髪を乾かす直前、または8割ほど乾いた状態で、手のひらに薄く広げて毛先から中間へと手ぐしを通すように付けます。

 

 

 

🚰 プロの引き算の知恵:「寝ぐせ直しミスト」って本当に必要?

 

朝の寝癖直し用に市販されているミストですが、実はヘアリズムでは必要ない(むしろ使わない方がいい)と考えています。

 

なぜなら、寝癖というのは「髪の根元の水分が乾くときに、折れ曲がった形でカチッと固まってしまったもの」だからです。わざわざ余計な成分や香料が入った市販のミストを髪の表面や毛先にシュッシュと吹き付けても、根元の折れは直りません。

 

一番キレイで髪に優しい直し方は、「普通の水道水(またはお湯)で、折れている根元(地肌)をしっかり濡らし、地肌をこするようにドライヤーで乾かすこと」です。これだけで、髪に余計な残留物を残さず、一番キレイに早く直ります。お財布にも髪にも優しいので、ぜひ明日から「お水」or「お湯」でリセットしてみてくださいね。

 

 

 

ひとことメッセージ

 

ヘアケア剤は、どれが一番優れているということはありません。「今のあなたの髪のどこ(内部なのか、表面なのか)に、何が足りないか」を知り、正しい役割の引き出しを開けてあげること。それが美髪への一番の近道です。

 

ドラッグストアの棚に並ぶ魅力的なキャッチコピーや値段だけで選んでしまうと、結果的に髪を痛めてしまう回り道になることもあります。

 

「私の髪には、具体的にどれをどう組み合わせるのが正解?」

 

そう迷ったら、ぜひお店で私たちに聞いてください。商品を買う・買わないに関わらず、あなたのおうちの洗面台が「本当に必要な一軍のスタメンだけ」になるよう、プロとしての純粋な最適解をいつでもアドバイスさせていただきます!

 

 

※但し市販品の具体的な(個別の)商品に対しての評価はいたしませんのであしからず。

 

 

 

(後編:スタイリング剤編へ続く)